ゲオのレンタル料金がツタヤより安い訳

ゲオのレンタル料金は、ツタヤなど他のレンタルショップに比べて安いと言えますが、それは旧作の場合であって、新作では同額程度です。ただしゲオのレンタル料金に限らずレンタルショップのチェーン展開をしているところは、地域差があってゲオでも近くにツタヤがあれば、戦略的な意味でゲオのレンタル料金を通常より安くする場合もありますし、その逆もありますから、一概にゲオのレンタル料金が有利とも言えません。それに作品ごとの本数がゲオは少ないと言うこともよく聞く話で、新作の場合借りるのに苦労する事もしばしばだそうです。 ゲオのレンタル料金で、新作と旧作の切り替え時期がハッキリしないのも、ユーザーにとっては不満な点で、レンタルするDVDやCDの作品の量とレンタル料金のバランスは、かなり店舗によってばらつきがあるようです。 ゲオの出店戦略は、他のレンタル会社のM&Aなどによる買収や閉店したレンタルショップの買取で、なるだけ既存の店舗に手を加えないで、ローコストで店舗をオープンさせる方式が取られているため、店舗の概要や形式もレンタルシステムは同じでも、品揃えや店舗の大きさに差があるのは仕方がないことと言えます。

ゲオのレンタル料金は安い反面

ゲオのレンタル料金は、その分、安く設定されています。 ただ急激な全国展開を果たしているにもかかわらず、店舗スタッフの教育や店舗のDVDやCDの在庫管理に関しては、まずまずのレベルを保てているのは、本部が集中して一括管理を行っているためで、かなりシステマティックに行われているようです。それが出来るのもゲオがフランチャイズ形式で出店拡大しているにもかかわらず、直営店方式を取っているためで、DVDやCDの単なるサプライヤー(供給業者)として止まらないで、レンタル事業の経営や管理面でフラチャイズの店舗を厳しくサポートしているからに他なりません。他のフランチャイズチェーンで事業展開しているところは、管理面でゲオに太刀打ちできないのも頷けます。 ゲオの店舗は、現在、全国で800店舗を数えていますが、最近のゲオの店舗の大きさは拡大傾向にあります。従来のゲオの店舗規模は、200〜250坪程でしたが、それが倍の500坪を超える店舗も増えてきたのは、事業内容の拡大が上げられます。ゲオの事業もレンタル事業だけではなく、新品や中古DVDやCDの販売や、リサイクル事業も手掛けており、CDやDVDだけでなく付随する製品の販売やレンタルも行っています。またテーマ型アミューズメント施設「ゲオパーク」なども展開して複合店舗も多くなっています。