セコムステッカーほど、防犯効果に優れるものは無いと思えます。その理由として、セコムステッカーは、セコムと契約している人だけに貸与されますが、最近、偽造品が出回っているようで、それだけセコムのセキュリティと犯罪抑止効果があることが伺えます。
セコムステッカーが話題にのぼることも多いようです。 大手警備サービス会社として知られるセコム。警備サービス業界では他を圧倒する規模を誇り、東証・大証一部に上場している企業でもあります。長嶋茂雄が出演するテレビCMでおなじみの人も多いでしょう。そのテレビCMでは2008年10月から、ミスターこと長嶋茂雄とキムタクこと木村拓哉が共演するんで、益々知名度が上がりそうですね。 セコムは、ビルや銀行などの防犯・監視を行う企業として有名でしたが、最近では治安の悪化に伴い家庭用警備システムが注目を集めるようになっています。機械警備をはじめとする万全の警備システムは高い安全度と信頼性を誇っています。 そんなセコムのサービスを受けている証となるのがセコムステッカーです。
セコムステッカーの特徴は赤いデザインで、セコムと契約している相手に限って貸与されるものです。これは「セコムのサービスを受けている」という安心感を契約者に与えるだけではなく、目にする人たちに対する大きなアピールや象徴にもなります。そのため、セコムステッカーを貼っているだけで防犯、犯罪抑止効果があるとされています。最近は、こういったことからセコムのサービスを受けている一般の家庭も多くなっているようです。 それだけセコムの警備システムが評価されている証といえるのですが、そのために問題が発生しているのです。
セコムステッカーを売却したり、偽造したりする人が現れているのです。ネットオークションでもセコムステッカーが出品されているのをときとぎ見かけることがあります。 ステッカーは契約者であっても貸与や売却、処分などは一切認められていません。契約が終了した場合にはすぐに廃棄するか、返却する処置をとっています。つまりオークションに出品することは契約違反であり、契約しない状態でセコムステッカーを利用することは違法行為になります。 セコムステッカーの防犯・抑止効果が高いゆえに起こっている事態といえます。なんとも皮肉な状況です。
それでも、セコムステッカーの偽造や売却が相次いでいる状況らしく、セコムでは綿密な調査を行い、購入者を割り出して回収依頼を出すなどさまざまな対策を高じています。またオークションで偽造が多く出回り、騙されるというトラブルも起こっています。 セコムと契約していない状態でセコムステッカーだけを貼っても確かに防犯効果があるでしょう。しかし、こうした違法行為が蔓延するとセコムの警備サービスの信頼性そのものが大きく損なわれることになります。それは企業にとって大きなマイナスになるだけでなく、契約者にとってもマイナスになります。契約者は目先の利益に釣られて売却するような非常識な真似を慎むのはもちろん、契約していない人も見かけても購入しない良識が欲しいものです。セコムと契約をせずにステッカーだけを貼っていても、最近はそれを見抜かれる傾向にもありますので、契約した上で貼ることが一番の効果となります。